コーヒー豆の国際品評会、ボリビア大統領杯に参加しました ①
今回は2カ国の品評会の審査をし、さらに素材買付まで行うという日程でかなり長くなりました。(ボリビアの後に書かせていただきます、カップ・オブ・エクセレンス ブラジルは、通常の倍の量のカップをこなさなければならず、日程もその分長く設定されました。)
出張中は、大変ご不便をおかけいたしました。
さて、まずは最初の国、南米ボリビアからいきましょう。
ボリビアのコーヒー豆国際品評会は、ときの大統領 EVO MORALES氏の名前が冠された大統領杯です。
南米大陸にあるボリビアまでの道のりは大きく分けて、欧州経由とアメリカ経由とあるのですが今回はアメリカ経由で行きました。
成田から二ユーヨークに飛び、そこからブラジル サンパウロへ南下し、さらにボリビアのサンタクルスを経由して、ボリビアのラパスに入りました。
成田、ニューヨーク間は12時間くらい、サンパウロまで11時間、そこからボリビアまで4、5時間、乗り換えの待ち合わせを含めると、まる二日間くらいかかりました。
ラパスの国際空港は高度がなんと4000m以上あり、荷物を持って歩く足取りが重いのが分かります。
本当はすぐにラパスを離れたいところなのですが、スケジュールの都合で一泊しなければなりませんでした。
ホテルのあるラパスの中心街は、空港より少し標高が低いのですが、それでも3500mほど。
富士山の山頂くらいあります。
酸素ボンベをホテルで借りようかと思いましたが、1本しかないとのことですでに先客に奪われてしまいました。
仕方なく、そのまま就寝。
朝起きると案の定、頭痛がしました。
高山病に効くというコカ茶を朝食のときにいただきました。(コカ茶を日本に持ってくることはできないようです。)
なかなかこれが効いた感じがしました。
他の国からくる審査員の方を待つ都合上時間がありましたので、ラパスの街に出てみることに。
丘の斜面にびっしりと家が建っています。
巨大なパンが露店で売られていました。
そして、審査会場カラナビまで4、5時間車で移動しました。
カラナビまでの道は険しく、途中4500mくらいまで登りました。
一緒に審査員として、よばれました湘南の著名ロースターもまったく調子でません。
高山病できつそうです。
途中、デスロード(死の道)と呼ばれる、落ちれば真っ逆さまの垂直に切り立った道幅の狭い道路を通るのですが、崖崩れが起きてきたり、
あえて貼り付けませんが、bolivia death road でYOUTUBEで検索しますと、その凄まじさがお分かりいただけると思います。
デスロードから実際に車が転落し、まさに救助活動中のところに遭遇したりと、
色々ありましたが、丸2日間以上かかり、なんとかカラナビに到着。
カラナビはラパスと比較しますと、気温も高く、とても蒸し暑い印象です。
早速、カラナビ市長との夕食会に招いていただきました。
テレビインタビューを受けながらの会食。
今日は車で大移動とても疲れましたので、ホテルでゆっくり寝ます。
明日は開会式、カリブレーション(味のすり合わせ)と品評会のスタートです。