SCAJ2009閉幕いたしました!
今週はこれから使わせていただく予定の生産者(農園主)の方とのミーティングや日本最大のコーヒー展示会であります「SCAJ2009 ワールドスペシャルティコーヒーカンファレンス アンド エキジビジョン」、それに伴いまして開催されたコーヒーに関します各種競技会への出場などがございまして、臨時休業をいただくことが多くございました。
今日からは、平常通りの営業とさせていただいておりますので、よろしくお願い申しあげます。
ここ数年、毎回この展示会SCAJには行かせていただいているのですが、不景気の割には年々盛り上がりを見せてきているように思います。
スペシャルティコーヒーをコアにした(量的なものではありません)、コーヒーマーケットの行方を占っている感じがいたします。
参加生産国も増えてきているようにみえましたし、各国の無料試飲などもより積極的になってきているように思います。
やはり、皆さんに味わっていただいてのスペシャルティコーヒーと思いますので、来年のSCAJも益々、お客様との距離が近づいていくと素晴らしいと思っています。
また、うれしいことに各種競技会も益々盛り上がっていっていると思います。
一昨日、一足先に日本代表が決まったジャパン バリスタ チャンピオンシップですが、リザルトは以下の通りです。
ジャパン バリスタ チャンピオンシップ2009(JBC2009)
1位 中原 見英 有限会社 丸山珈琲 長野県
2位 石谷 貴之 アニヴェルセル カフェ 東京都
3位 櫛浜 健治 株式会社 マルハンダイニング ZOKA COFFEE 東京都
4位 栗田 栄一 株式会社 ドトールコーヒー 東京都
5位 中摩 麗 井ノ上珈琲 有限会社 ヴォアラ珈琲 鹿児島
6位 村山 春奈 株式会社 クラブハリエ 滋賀県
丸山珈琲の中原さん、本当におめでとうございます。2010年のロンドンでの世界大会でも力を発揮していただきたいと思います。
中原バリスタの決勝でのプレゼンは英語で行われたようです。これは日本大会では初めてのことだったと思います。世界大会でもこれは強みといいますか、イーブンの戦いが期待されますね。
バリスタチャンピオンシップの場合は、コミニュケーション能力も重要なツールだと思います。プレゼンテーションの伝え方、伝わり方、台本にない予期せぬトラブルの際のリカバリーなどネイティブな方にどうしても有利だったと思います。
世界大会を戦うためには今後は英語も必須になってくるかも知れません。
このチャンピオンシップの予選を通るだけでも、その努力が並大抵のものでないことを、私もほんの少しだけですが、垣間みさせていただいておりますので、バリスタの方の普段の努力がいくばくか、想像しただけでも目頭が熱くなりますね。
1杯のエスプレッソ、カプチーノを安定して、印象的な味に仕上げ供すること。そこには様々なバリスタの操作、機械の調整、クセの捉え方、そして使用するコーヒー豆と気の遠くなるような多くの不安定要素が介在するために(ほんの少しの操作の違いがそのまま、味に反映してしまう)、チャンピオンシップなどの競技会で普段の実力を発揮することは針の穴を通すことより難しいと思えるのです。
ですから、気の遠くなるような努力が必要なのだと思います。
それに加えて、バリスタ本人だけでなく、チームとしてお店や会社のバックアップも必要です。ブログで不適切かもしれませんが、トップレベルにいくまでにかかるコストと時間は半端なものではありません。
「がんばった人にはNCAA」(古い!)というしくみが必要ですね。
弊店がエントリーしたエスプレッソブレンドチャンピオンシップで同じチームであるZOKKA COFFEEの櫛浜さんは惜しくも3位入賞でありました。櫛浜さんはラテアートの2009年チャンピオンです。
大変お疲れさまでした。
さて、明日はエスプレッソ ブレンド チャンピオンシップのご報告をさせていただきたいと思います。