バリスタが人気?
今朝通勤途中のクルマのラジオを聞いておりましたところ、今若者の間でバリスタが就職先として人気だそうです。バリスタとはBAR(バール)でエスプレッソマシンを操り、お客様の要望に応えて最適な1杯を抽出する職人を指しますが、その仕事の守備範囲は広く、抽出技術だけではなく、お客様とのコミニュケーション能力、はては芸術性まで問われます。
カッコが良く、一つのことを探求して行くのが人気の原因とか。華やかな仕事にみえるのかもしれませんが、レベルの高い仕事をするためには、みえないところでの、非常に繊細で、ミリ単位の努力の積み重ねが必要です。
私も今年のジャパンバリスタチャンピオンシップで審査員(非加点)をさせていただき、バリスタの仕事の素晴らしさを再認識した次第です。バリスタチャンピオンシップに関して申しあげれば、極度の緊張感(選手1名に対し、テクニカルジャッジ4名、センサリージャッジ3〜4名+大勢の観客の方)中で普段の実力を発揮することは大変なことであると思います。まずは緊張感に飲まれてしまう傾向が強いです。
勿論審査をする側も真剣です。私はセンサリー(官能評価)ジャッジをさせていただいたのですが、先輩ジャッジに指摘されたことなど、大変良い勉強になりました。ジャッジの方も選手の方と同じくらい真剣です。公正な審査をするには、ジャッジも相応のモチベーション、努力は必要だと思います。とても楽しく、やりがいのある内容でしたので、次回も参加させていただきたいと考えております。
そういえば、トップバリスタの方たちは皆さんカッピングを勉強されていますね。ちょっと考えればその必要性は必然なのですが、ここ最近は必須のものとされています。