カップテイスターズ チャンピオンシップとは?
今日は先日開催され、エスプレッソ ブレンド チャンピオンシップとともに出場させていただきましたジャパン カップテイスターズ チャンピオンシップの詳細をご報告をさせていただこうと思ったのですが、どんな競技なのか分からない方も多いかと存じますので、YOU TUBEの動画でまずご覧いただきたいと思います。
国内大会のものはありませんので、ワールド カップテイスターズ チャンピオンシップ(世界大会)2008のものになります。やり方は同じです。
各競技者の前に3つで1セットX8 のコーヒーが入りましたカップが置いてあります。
3つの中の異なる一つのカップを選り分ける競技です。
ルールはシンプル。
①まず、正誤率。正解数が高い競技者が勝ちになります。
②正誤率で勝敗がつかない場合、時間です。早く終えた競技者が勝ちになります。
ですから、瞬間的な味覚感知能力と時間がキーワードになります。普段やっている、カッピングの方法とは少し違いますね。
よーい、ドン!でストップウオッチが動き始めます。
同時に競技者は次々にコーヒーをスプーンですくい、カッピングの要領で味を判別していきます。
三つの中から違うと思ったカップをテーブルの上にテープで区切られた場所に移していきます。一旦ここに移したカップを戻すことはできません。
最後の8カップを終えたとき、競技者は手を上げて競技終了の合図をジャッジにします。この時点でストップウオッチが止まり、その競技者の競技時間となります。
3つの中から、違うと感じた一つのカップ以外は片付けられます。この時点で、競技者が選んだ8つのカップが競技者の前に並びます。
そして、答え合わせです。競技者自身がカップを高く上げ、ジャッジが正解かどうか確認します。
正解のカップには底にシールが貼ってあります。シールがあれば、親指を立ててアピールします。シールがなければ(不正解)、逆に親指を下に向けてアピールします。
会場の大モニターにも映りますので、正誤が分かる度に、観客席からは歓声と悲鳴がわき起こります。
8つのカップの正解数が多い競技者の勝利になります。正解数が同じ場合は、競技時間を早く終えた方の勝利となります。
主観的要素が入る余地が全くない、白黒はっきりつく大変シンプルな競技ですね。
お分かりになりましたでしょうか。
言葉ですと長くなってしまうのですが、ご覧いただければシンプルな競技であることがご理解いただけると思います。
この動画は2008の世界チャンピオンですが、ほとんど1カップあたり1回で味を判別してます。スゴイ!