もんじゃ焼!
先日、ワイン屋の悪友に誘われ「もんじゃ焼 ワイン会」へ行ってきました。
「もんじゃ焼」といえば、私の小さい頃は子供達(主に小学生)のソウルフードでした。
今はもう殆ど地元でもなくなってしまいましたが、駄菓子屋さんの奥座敷?には多くの場合、鉄板が置いてあり、そこで子供達がもんじゃを焼いて食べるのです。
今はお好み焼き屋さんでもんじゃ焼きを扱っていますが、昔は駄菓子屋さんでした。
熱源は練炭です。この練炭仕様の鉄板は焼ける場所が非常に狭く、上手く焼くのに苦労した覚えがあります。
ちゃんと焼ける場所が練炭の真上 半径10cmくらいしかないんです。ですから「場所」の取り合いになります。
値段は、内容によってだいたい30円〜100円くらいだったと記憶してます。これにベビースターラーメン、ひき肉なんかを追加すると贅沢な仕様になります。缶に入ったマーガリンをすくって透明なセロファンに載せて出してくれるオプションもありました。サラダ油の代わりに使うんですね。ちょっと甘い感じになります。
月島もんじゃなどは、贅沢すぎてなにか違うもののような感じです。よくもんじゃはさらさらしてますので、土手を作って焼くのが常套と言われています。が、そういうことはもったいなくて出来ませんでしたし、そもそも、土手を作れるほど具が入ってはいませんでした。もとより練炭では無理です。上手く焼けっこありません。
あれはいわゆる禁じ手「全部焼き」に近いやりかたですね。
2、3回へらで食べきれる分だけを鉄板で焼いて、時間をかけて食べるのが当時のやり方でした。お椀1杯のもんじゃを焼いて食べるのに1時間くらいかかります。
今思えば、あれは子供同士の良い、貴重なコミニュケーションの場所だったと思います。子供ながら、居酒屋さんで話をするような感覚です。お酒の代わりにラムネです。(ガラス瓶にビー玉で栓がしてあるやつですね。)楽しかったなあ。
今回ワインは皆で持ち寄りました。ワイン屋が持ってきた2000年ビンテージのドイツの白のマグナムボトルは、甘さを感じるのですが、黄桃のようなしっかりした酸がベースにありとても良い感じに熟成しておりました。