北島選手の金メダルと鈴木桂治選手
連日オリンピックの話題で世間様は持ち切りのようですね!北島選手のアテネに続く、2冠はすごいですね。これは文句なしに本当にすばらしい結果です。国民栄誉賞も検討されているとか。一方で柔道の鈴木桂治選手は予想外の1回戦敗退という結果となりました。
結果は大きな差ですし、勝負は「勝ち負け」と言ってしまえばそれまでですが、両者ともに優勝候補とされる中で、この差の原因は何だったのでしょうか?細かい事情はわかりませんが、この選手に報道されているような差があったとは私には思えないんです。
世界の頂点での争いというのは、本当に紙一重の差が大きな結果の差に結びついてしまうものだとつくづく思いました。北島選手が下馬評通り、金メダル2個ということも大変なことだと思います。100%大丈夫と言われていても、そう簡単に予想通りにならないのが頂点での戦いだと思うのです。北島選手でさえ、準決勝でヒヤリとさせられましたね。
鈴木選手は敗者復活戦でも破れ、2連敗でしたがその紙一重がほんの少しでも悪い方向へ転びますと簡単にこういう結果になってしまうということなのだと思います。
昔、私はスポーツといっても、モータースポーツですが某ワールドラリーチームの片隅にいることを許された時期がありました。そのときのチームは飛ぶ鳥落とす勢いの世界選手権3年連続シリーズチャンピオンだったときです。(特に97年は全14戦中8勝)しかし、そのときでさえチームの中の雰囲気は「楽勝」であったことは1度もありません。それは単にタイム差だけではなく、メンタルな面でいつも追いつめられていたような気がします。常にワンミスで逆転されてしまう緊張感に包まれていました。
結果は大きく違ってしまいましたが、予想通りの結果を出した北島選手は本当に素晴らしいのですが、鈴木桂治選手の間に報道されているイメージほどの大差はなかったのではないのかと思えてなりません。鈴木桂治選手には是非胸を張って帰ってきていただきたいと思います。