カスタムナイフメーカー鈴木義男さん!
昨年のブログでもお話させていただいたことがあるのですが、遠いところを再びカスタムナイフメーカーの鈴木義男さんご夫妻においでいただきました。
新作もいくつか拝見させていただきました。サラリーマン時代だったら買えたかもしれないなあ、なんて負け惜しみ。
まあ、鈴木さんのナイフは本当に来るところまで来てしまったという感じがしますね。鹿の角の形状に合わせて作り込んでいったりしますので、本当に一期一会、世界で1本だけのナイフもたくさんあります。
創造の世界とはいえ、この大きさ、厚さの中に、これだけの種類のブレードが入り、それらがなめらかに3次元的に動き、、、しかも芸術作品としての姿をしていなければならない。。もうこれは私からしますと宇宙的です。
すべて一から作ります。写真の毛抜き、はさみだって金属(刃物鋼)の塊から一から削りだし、作ったものです。
鈴木義男さんの素晴らしいところは、そういった芸術性などもさることながら、素材に対する造詣も非常に深いことがあると思います。金属工学は相当勉強されておられると思います。
ですから、焼き入れなどもしっかりとしており、実用性(これを使い倒してしまう人がいるかどうかは別ですが。。)も申し分ないと思います。見た目は美しくても、実際には使えないものも結構ありますね。
今頃は岐阜県関市の「アウトドアナイフショー2009秋」http://www.seki-japan.com/へ出掛けられたでしょうか。
なぜか焙煎機のスプーン(写真)(焙煎中の豆を少量取り出し、香りや色を確認するためのもの)の図面が。。何をされるのでしょうか??今から完成が楽しみです!