エスプレッソ用の豆って深煎り!? ②
さて、先日の続き、コーヒーの話題に戻します。
よくお客様やレストラン様、また自分でもその通りだと思うですが、「何故、イタリアなど、他の欧州諸国で飲むエスプレッソのように日本で飲むと美味しく感じられないのか」ということがあります。
本当に不思議ですね。
同じ豆、同じ機械を使っただけでは、同じものにならないんです。
でも、よく考えてみれば、気候、水、使用しているコーヒー、エスプレッソマシン、グラインダー、バリスタ、お店の雰囲気など、味に関連している諸要素を日本で全く同じものを再現することはかなり難しそうです。
私が最近感じているのは、本場、本国のものを全くそのまま日本で作ることをよしとするのも考え方の一つなのですが、少し違う価値観もあってもいいのではと思っています。
日本で気候、水、バリスタ、雰囲気は同じものを用意することは不可能に近いですね。
そういったことを前提に、それよりも日本固有の諸条件の中でオリジナルなエスプレッソを作っていくという方がより自然ですし、良いものができるのではないかということなんです。
他国の方が長い時間をかけて作り上げてきた文化ですので、相当の努力が必要だとは思いますが、挑戦のしがいはあると思っています。
しかし、現在日本に入ってきている素材のレベル、日本人が持っている生来の気質など、「おいしいエスプレッソ」を作ることができる条件は揃っているようです。
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