ブログのお店!
先日、お越しいただきましたお客様から「この間ブログで書いていたお店、とてもおいしそうだね。どこにあるんですか?」と尋ねられました。
私はかねてから、東京だけでなく、地域の「本気」でがんばっておられる飲食店の方を応援させていただきたいという願望がありまして、こういう反応には敏感なんです。
(何故、応援させていただきたいかという理由は機会がありましたら書かせていただきたいと思います。応援したいといいますのは、単に自分の商売にしたいというだけではないんです。)
しかし、お店のスタイル、コンセプトよっては、そのお店を100%お楽しみいただくために、多少の流儀といいましょうか、お客の側が少しだけ気を使う必要がある場合がございます。
「お金を払うのに、何故客が気を使わなければならないんだ」というご意見はごもっともなのですが、人間が料理を作り、食材も自然のもの、さらには「個人店」の場合が多いのものですから、これはある程度は許容されるものと思っています。
本気のお店は「お越しいただく以上、お客様に存分に楽しんでいただきたい。」と思っているに決まっています。
しかし、お店側として初めてのお客様を相手にする場合は、どんなメニューにすればよいか、困難を生じることがあります。その方のルーツ、趣味嗜好、目的、予算などがわからないからです。
「おまかせ料理」のメニューなどがあったり、お店のスタイルにもよるのですが、初めて伺うお店で「おすすめを」というリクエストは実はお店泣かせだったりします。
よく「一見客お断り」なんていうお店を聞きますが、本当の意味でこの看板を掲げているお店の意味は、以上の理由から常連客相手のご商売をされているお店が多いと思います。お寿司屋さんのカウンターなども同じようなことが起こりえますね。
そういった理由もありまして(私がよく行くお店で一見客お断りのお店はないのですが)、もしも行かれたいお店がございましたら「希望される日の2、3日前に連絡ください。私の方から予約をさせていただきます。」という風にさせていただいております。
2、3日あればご希望される食材なども、よほど珍しいものでない限り入手できますし、お店の方も色々と準備ができます。
ブログだけではわからないお店の内容や、お客様の求められているものなどお話をお聞きしているうちに、「こっちのお店の方がより、ニーズに合うかな」「好きな料理や目的、人数、ご予算など」で色々思いつきますこともありますので。
勿論、本気のお店の全てが上述したことが必要な訳ではありません。がんばっておられるお店でフランクなところはたくさんあります。
ちなみに、ブログに載せていただいているお店が私のコーヒーをお使いいただいているとは限りません。