スペシャルティコーヒー素材買付の旅2016年 ②(ホンジュラス)
さて、翌日朝一からサンペドロスーラIHCAFEラボでのカッピングの続きです。
ホンジュラスではローニーが「これでもか!」というくらいに、ギチギチにカッピングのスケジュール、サンプル数を入れてくれますので、いつも嬉しい悲鳴です。
体はきついですが、これもお客様のためになるんだと信じて。
ホンジュラスのどの地域の農園のものなのか、テロワールを確認しながらカッピングは進みます。
カッピングの後には、COE(Cup of Excellence)方式で必ずセッションを行います。
評価、コメントを全員で確認し、意見交換し合い、サンプル一つ一つを振り返り、総評をします。
点数はもちろん大切ですが、カッピングの目的によりその他にも重視しなければいけないものが変わってくることもありますね。
やっとサンペドロスーラでのカッピングが終了し、サンタバルバラまで4時間ほど車で移動、農園視察を行います。
サンタバルバラは、カップ・オブ・エクセレンスでも入賞農園を数多く輩出している地域です。
その中でも今回はエル・サウセという農園に伺いました。
エルサウセはカップオブエクセレンスで一位になったこともある名門です。
サンタバルバラの位置は以下のマップで。
[mappress mapid=”90″]
実際に見てみますとよく理解できるのですが、優れたテロワールというだけでなく、整然と手入れが行き届いたコーヒーの木々を拝見しますと、やはり高品質なものが収穫できるのだろうと想像することができます。
収穫の真似ごとなど。
農園の皆さんですが、いい顔してますいね。
高品質なコーヒーを作るためには、農園の方お一人お一人のモチベーションを高く保つ必要があります。
とてもきつい作業ですからね。日本人からしますと、コーヒーの生産現場は想像できない過酷な労働環境です。
エルサウセを一通り見せていただきまして、日も暮れてきました。
ここから、IHCAFEのサンタバルバラ ラボに行き、カッピングが待っておりました。
20サンプルと伺っていたのですが、だいたいそれ以上出てきます。
こちらのラボは、カッピングをはじめ、コーヒー学校にもなっているとのことで、その生徒さんやら、農園主の方でギャラリーがたくさん増えてきました。
カッピングが終わった頃にはすっかり日も暮れまして、お腹もすきました。
施設内にありますプールサイドで夕食をいただきました。
音楽隊付きです。
今日はサンタバルバラの湖畔にあるホテルに宿泊し、明日早朝からマルカラに移動、とくにサンティアゴプリングラという地域の農園を訪問します。