コレジャナーイ!
とんだパチもんを掴まされました!ガンダムのかっこいいフィギュアを注文したはずが、届いたのがこちら。。。
なんじゃあこりゃあー!(涙)
コレジャナイロボ(ベーシックバージョン)見参!
おもわず「これじゃなーい!」と叫びそうになりましたが、
このネーミング、実物も悪ふざけとしか思えない代物、知っている人は知っているコレジャナイロボ。
顔なんかマジックで落書きされています。
しかし、実体は大人が真面目に考えた、ロボ(商品)です。
ロボと行っても、材料は東急ハンズで調達した木やクギですね。
それを、ザリガニワークスさんが手作りしてます。(よって、数量はかなり限定)
このただならぬニセモノ感、バッタモノ感が大事なところです。
「こんなものをお金を取って、売るのか!?」という真面目な方の声も聞こえてきそうです。
そこが、ミソですね。
ザリガニワークスさんのホームページにあります説明によれば(一部を抜粋)
(子供たちへのメッセージとして)「人生、欲しい物が何のリスクもなしに手に入るなんて話はそうはありません。欲しい物を手に入れる為には努力も必要だという事を何らかの機会に知っておくのも良いでしょう。」
「欲しかったのは これじゃなーい!!」
どうやら、子供たちに一種のトラウマともいえる、ショックを与えることにより、人生の機微を知っていただくというもののようです。
しかし、私はこのコンセプトに世に対する強烈なアンチテーゼを感じました。
コレジャナイロボという一種のニセモノを通じて、本物や真実、欲しいものに辿り着くためにはどういうことが必要かをメッセージとして表現しているように見えます。
「リスクなしに、安全によいものが手に入る」
どこかの発電所の売り文句のようですね。
コレジャナイロボが○子力発電所に見えてきました。我々は、こんな「パチもん」を掴まされてしまったのでしょうか。
同じようなことはどんな世界でもありますね。私自身も反省し、毎日考えさせられることでもあります。
皆さんはどのようにお考えになりますか?
*コレジャナイロボは、れっきとした2008年「グッドデザイン賞」を受賞されています。
こちらは、震災チャリティモデル。売上げ金が寄付されます。(完売のようです)