第4回ローストマスターリトリート! ②
さて、ローストマスターリトリートの続きです。
今回で4回目の開催でしたが、年々、回を重ねるごとにプログラムは改善、改良されてきていると感じました。
東京・八王子の大学セミナーハウスでのリトリートも2回目となりまして、場所の勝手にも慣れ、ハンドリングがしやすくなってきている感じです。
少し、斜面を登りますが、焙煎機とカッピングをする部屋が近いのも素晴らしいですね。
また、今年はレクリエーション的なプログラムを少なくして、焙煎に集中できました。人数的にも多からず、少なからず丁度よい感じです。
セミナーハウスは元々、八王子に多い大学や企業の研修目的に作られた施設ですので、相部屋になるのですが、これが却ってチームごとのコミニュケーションに役立っているともいえます。
真新しい宿泊棟の向こうには多摩ニュータウンの夜景が臨めます。
さて、焙煎に関する勉強会ですが、やはりカッピングからスタートです。
カッピングセミナーの一般的な内容に加えて、具体的にどういったコーヒーを、どのように評価するか(評価点数)の参加者全員のカリブレーション(味覚評価のすり合せ)を目的にしています。
この評価がぶれてしまいますと、自分たちが焙煎したコーヒーの評価がまちまちとなってしまいます。
焙煎も技術というよりむしろ、自分が焙煎したコーヒーの正確な評価が出来るか否かがまず上達の最初の分かれ目になっています。
今回のテーマは「モカジャバ」がテーマですので、インドネシア(ジャバ)、エチオピア(モカ)のサンプル4種類を使い、ブラインドカッピングでカリブレーションを行いました。
4つのサンプルのうち、点数が比較的高いものと、低めのものと分かれておりますね。
(縦軸の番号がコーヒーのサンプル番号、横軸がそれぞれのサンプルコーヒーの評価点になります。英語の単語はそれぞれのサンプル、点数領域で感じられたフレーバープロファイル、マウスフィールなど官能的評価のコメントです。)
サンプル番号1、2がインドネシアで3、4がエチオピアでした。そして、2と4がスペシャルティのサンプルです。この差をまず理解し、評価する必要があります。
ディナーにはビーフシチューが振る舞われました。
もちろん、食事も大事な一要素ですね。
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