ワイン ミーティング!

今日は久しぶりにワインのお話です。 

さて、コーヒーを学んでおりますと、ワインと共通の部分も多く、先んじているワインの世界には学ぶこと、参考にすると役立ちそうなことなどがたくさんあると思っています。

そういった中で、日常飲んでいるテーブルワインとはまた違う世界の素晴らしきワインを体験させていただくのは、味覚の世界に生きるものとして、本当に代え難い経験なのです。

ありがたいことに、素晴らしきワインと料理を楽しむ会に再びお招きいただきました。

まずはシャンパーニュから。

今回はクリュッグではなく、コンテス ラフォン です。

いつものクリュッグとは比較できませんが、やはりシャンパーニュ、さわやかさの中にしっかりとした果実感が感じられます。わずかに、トーストしたニュアンスがあっていいです。

P1070482

白はムルソーです。まずは、メンバーの方が持ち込まれたフィリップ パカレ

いわゆる自然派ワインですね。フィリップ パカレといえば自然派を語る上では外せない方の一人です。真偽のほどは分かりませんが、ロマネコンティの醸造責任者のポストのオファーがあった人物といわれております。

味わいは、ムルソーらしいしっかりとしたボディなんですが、複雑なフレーバー感や、自然派らしいジューシーな感覚もございました。

P1070485

そして、もう一種、ムルソーです。アルノー・アントです。

ムルソーでは若い、新規の作り手ですが、非常に注目されている方の一人です。

ムルソーでは、コント・ラフォン、コシュ・デュリーが2大作り手として君臨しておりまして、そこに割って入ってくるか、どうかといわれているほどの作り手であります。

そういった前評判を聞かぬとも、ズシンとくるまず香りのインパクト、そして十分なボディ、マンダリンオレンジ、オレンジピールやバニラのフレーバー、余韻も長く、素晴らしいムルソーでした。

P1070486

そして赤ワイン。まずはボルドー ポイヤック村のシャトー・グラン・ピュイ・デュカスです。

畑の一部は、ムートン・ロートシルトとラフィット・ロートシルトに接しているテロワール。

クラシックな作り手のように感じたが、味わいは端正で、手堅く、しかし、多少新樽の華やかさも感じられる素晴らしいボルドーでした。

P1070489

さて、いよいよ今日の主役の登場です。

シャトー・シュヴァル・ブランです。ヴィンテージは1983年。

ボルドー サンテミリオン地区のグランクリュです。

ボルドーといば、5大シャトー(ラトゥール、オーブリオン、ムートン、ラフィット、マルゴー)がつとに有名ですが、このクラスに匹敵するか、場合によっては凌駕する評価を得る可能性がある偉大なシャトーの一つがこのシュヴァル ブランです。

ボルドーといいますと、典型的な味わいの象徴は「骨格がしっかりした」「フルボディ」の等が浮かぶのですが、このクラスのボルドーでは、最初の一口でそういった印象を持つことは、非常に少ないと感じております。(最小限の熟成を経ていない、極端にタンニンが強い段階でのものを除く)

むしろ、繊細で、軽やかで、爽やかな印象なことが殆どです。

今回のシュヴァル・ブランもまさにそういった味わいでした。

最初はなかなか開いてくれないんです。デキャンタージュして、少し経ってだんだん力を発揮してきた感じです。そして、ピークは長くはなかったですね。デリケートで繊細です。

このシュヴァル・ブランサイド・ウエイという面白いワイン映画のラストシーンで、主役の傷心したマイルスがとっておきのコレクション、シュヴァル・ブランをファーストフード店で開けて飲んでしまうという、何とももの悲しい、しかし重要なラストシーンに使われております。

この83年のシュヴァル・ブランをレストランなどで開けるとなりますと、一財産散財する必要があります。

本当に素晴らしい体験をさせていただきました。

P1070491

P1070492

 

最後に、遺産相続を狙っている(冗談です)トルコ  ヘレケのシルク絨毯を。そんなにたくさん絨毯を見た訳でも、造詣がある訳でもないんですが、どんなものでも本物は全然違いますね。

P1070498

 

Find your favorite ご使用方法

皆様のお好みのコーヒーに出会えることを目指し、WEB上でサポートするしくみを考えました。 どうぞお試しください。


  1. favorite(左または上ボタン)の▼ボタンでお客様にとって優先度が高くご参考にされたい項目を選んでください。
  2. favoriteをお選びください(右または下ボタン)でお選びいただいた項目の官能項目の質感の目安5〜1を選択します。(5が高く、1が低い. ただし、ローストの深さのみ強度を示す.)表中にあります官能項目以外も選択できます。
  3. 選択項目を増やす場合は ”+”ボタンを押してください。(Xで削除できます.)
  4. 絞り込み検索をしていただく項目数はいくつでも追加可能ですが、最大で3〜4程度をおすすめします。
  5. 項目数が多いほど、結果として選ばれるコーヒーは少なくなる傾向になります。
  6. 希望される価格レンジもスライドバーを左右に操作することにより加えることができます。(初期設定はすべての価格が適応/価格スライドバーは、PCのみ対応)

*各項目の評価はより客観的なものを目指しておりますが、弊店のローストの考え方(弊店の商品)、カッピングに基づく評価であり 絶対的なものではありません。 あらかじめご了承ください。

Close
Home Menu Location Schedule page top
Directed by MAGNOLIA COFFEE ROASTERS