アイスコーヒー三たび?
アイスコーヒーについて書かせていただくのは何度目になるでしょうか、何故世の標準的なアイスコーヒー用の豆はみな深煎りなのか、はたまたアイスコーヒーは深煎りではないとイケないのか、、ということを過去に何度か投稿させていただきました。
いえ、そういった深いローストのアイスコーヒーがイケないということではありません。
アイスコーヒー用のコーヒー豆が深いローストが多かったのにはいくつかの理由があると思います。
つまり、コーヒーを冷たくして飲むのと、暖かくして飲む場合とでは同じコーヒーを用いたとしても、少し味わいに違いが出る可能性があるということですね。
例えば一般的には、より酸(さわやかさ)が強調される(感じやすくなる)きらいがある、ということがあります。
また、「アイスコーヒーは深煎り」ということが日本では半ばスタンダードになりましたために、ミルクやガムシロップを多めに入れることにより、バランスがとれるという飲み物として認知されているようにも思います。
ミルクやガムシロップを入れることが、必ずしもいけないということではありません。
高い品質がベースにあり、きちんと深く焙煎されたコーヒー豆を使うならば、ローストの浅い、深いにかかわらず、どのような抽出方法を用いてもおいしく飲めるかと存じます。
同様にきちんと焙煎されたコーヒーでしたら、先入観を外し、お客様のお好みによっては深い焙煎でなくともアイスコーヒーに十二分にお使いいただけるということです。
前置きが長くなりましたが、従来のような深い焙煎のアイスコーヒーと同じように、深くないローストのアイスコーヒーもお好みでお選びいただいて良いのではないかということですね。
当初より、弊店にはアイスコーヒー用の豆というのはとくにラインアップされておりません。
深目のローストのコーヒーがお好みの皆様にはキュヴェ、もしくはブレンド ダークショコラをオススメしております。
深いローストがいけないと思っていない証拠に、昔作っていただいた、以下のアイスコーヒー(ダブルクーリング・メソッド)のビデオは深い焙煎のコーヒー豆を使っております。
焙煎の深さにこだわらない、または爽やかな感覚を重視したアイスコーヒーを飲んでみたい、お好みのお客様には、上述の2種以外のシングルオリジン、ブレンドを問わずいづれでもお好みでお選びいただいております。