鈴木 義男さんが出展されます
19日(土)に東京・高輪にございます日立金属 高輪和彊館(わきょうかん)にて東京フォールディングナイフショーが開催されます。
*日立金属は刃物鋼のトップメーカーでもあり、「もののけ姫」のたたら製鉄シーンは日立金属の玉鋼製造のための「たたら製鉄所」をモデルにしたと言われています。玉鋼(たまはがね)は刀匠の有資格者のみが入手可能な、日本刀を作るための特別な鋼で、こちらの製鉄所でしか現在は精錬することができません。
こちらに弊店のお客様でもありますカスタムナイフメーカーの鈴木義男さんがご出展されます。
鈴木さんは、つくばにあります国立某研究所に勤務される傍ら、プロのナイフメーカーとしてもご活躍されています。
今回はトークショーにも出演されるとのことです。
最近の情勢で益々肩身が狭くなってきている刃物業界のようですが、こちらに紹介されるものは芸術的な作品であり、当然、法に準拠したものになることはいうまでもありません。
こういった芸術作品とは次元が異なりますが、昔は肥後の守(ひごのかみ)といって、簡易型の折りたたみナイフは鉛筆や消しゴムなどと一緒にどこの文房具屋さんにも置いてありまして、鉛筆の先を上手に削ったり、竹ひごを削って工作することが小学校の授業に組み込まれていたような記憶があります。
あるいは、彫刻(図工)の授業では必ずクラスで何人かは彫刻刀で指を怪我する友人がいたものです。
そうやって、道具の目的、使い方、危険さなどを実践的に学んでいたんですね。
「クサいものにはフタをする」的な表面上ばかりおだやかで、当たり障りのない教育からは何も生まれないばかりか、その使い方次第では人の命さえ簡単に奪うことができるということを知らない若者を作ってしまっているように思えてなりません。
物理的な遮断を試みるための法による規制も情勢に応じて重要ですが、これだけで犯罪を防ぐことは全く出来ません。結局のところ、どのように使うかは人間一人一人の判断にゆだねられているのですから。
根源にして、本質である人間に対する教育はさらに大切ですね。
東京フォールディングナイフショー:
開催日 2月19日(土)11:00〜18:00
場所 日立金属 高輪和彊館 入場無料
東京都港区高輪4-10-56(無料駐車場あり)