横浜でのセミナーの翌日はSCAJセミナーのサポートへ
先週、店舗を臨時休業させていただきました最終日はSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)の初級カッピングセミナーのサポートへ行ってまいりました。
SCAJの副会長で、テクニカルスタンダード委員会委員長の関根さんより生産国訪問中のブラジルからメールをいただき、急遽お手伝いさせていただくことになりました。
勿論、常々お世話になっているSCAJからの要請です。当然ですが、「いざ鎌倉」なんですね。二つ返事ですぐに返答させていただきました。
実はサポート申しましても私にとってはとても光栄なことだったんです。
なぜでしょうか。
それは今を遡る事、約5、6年くらい前でしょうか。
スペシャルティコーヒーに携わることを決心し、勉強を始めたものの、全くの異業種からの転身のために何をどうして学んだら良いのか暗中模索の毎日が続いていました。
「どうやら、スペシャルティコーヒーというのは、今までのコーヒーとは少し違うものみたいだ?」
何となくそんなことが分かってきたような、よく分らないときでした。
そんな中で、SCAJの存在を知り、折しも開催された当時はまだビッグサイトではなく、有楽町駅前の東京国際フォーラムでのSCAJ展示会やその関連で開かれた著名ロースターのシンポジウムを聞かせていただいたのが最初の頃だったと思います。
そして、SCAJの初級カッピングセミナーなどに参加をさせていただいたものの、右も左も分からず、業界には知り合いも一人もいない、周りを見れば、皆さんお知り合い同士のようで親しく話されている、そんな中で何ともたとえようのない疎外感といいますか不安を憶えたものです。
「本当に自分はこの業界でやっていけるんだろうか。」
やがてその当時、私が初めて参加させていただいたSCAJカッピングセミナーのときのことです。始まって間もなく、サポートメンバーの紹介が関根委員長からあったと思います。
皆さん、COE国際審査員、SCAAカップ審査員あるいは大手コーヒー会社のカッパーの方などサポートとは言いましても、すごい方々ばかりなんだなあと思ったことが記憶によみがえります。
私はまだまだそういった方からすれば勉強中の身なんですが、それでもいつの間にかサポートをさせていただくようになったんだなあと感慨深かったんです。
初めてのことに挑戦するときは、皆さん誰でも同じではないでしょうか。
SCAJのスペシャルティコーヒーに関するセミナーは間違いなく世界的なレベルでしょう。
理由は簡単です。講師陣が世界のトップレベルであるからです。
そういった環境におかれている日本は、ある意味本当に恵まれていると言えますね。
特にテクニカルなカッピングに関するもの、(これはスペシャルティコーヒーを扱う上では基本にして、最小限もっていなければならないスキルだと思いますが)を勉強させていただく機会を得られたことは、大変ありがたかったのです。
これに、日々の具体的なコーヒービジネスに関する(お客様の心をつかむ)セミナーが充実してくれば、さらに実践的になると思います。