ブラジル バイーアでのコーヒー素材買付の旅 ②
さて、ブラジル バイーア州での2日目は、ピアタンに移動します。
ムクゲから5、6時間車に乗ったでしょうか。
バイーアの田舎町をひたすら走ります。
昨年も歓迎していただきました、ピアタンのレストランに到着。
こちらで夕食をいただきました。
タデウ農園の農園主アントニオ・ヒグノさんとも再会。
他にもピアタン地区のたくさんの農園主の方がきてくれていました。
ビールとカサーシャ(ストレート)で乾杯!
この日はピアタンのホテルに一泊し、翌日になり農園を回りました。
今回のカップ・オブ・エクセレンス ブラジルのパルプドナチュラルでチャンピオンになりました農園サンタバーバラへ。
農園主のホセさんがご自宅へ招き入れてくれました。
写真をご覧いただきますと分かりますように、こちらの農園はグランドキャニオンのような巨大な岩の渓谷の麓沿いに位置しており、風が強く、寒暖の差が大きい場所です。
昼間でも涼しい風が間断なく吹いていました。
このようなテロワールの実際はやはり行ってみないとなかなか分からない部分ではあります。
この独特な気候がサンタバーバラのユニークな味わいを形作っていると言えそうです。
そして、サンジュダス・タデウ農園へ。
農園主のヒグノさんが待っていてくれました。
サンジュダス タデウに隣接して、オーロベルデ農園(息子さんが農園主)があり、どちらの農園もカップ・オブ・エクセレンスでチャンピオンになったこもあるバイーアを代表する農園の一つです。(昨年、一昨年とタデウ農園とオーロベルデ農園が1位、2位を独占しました)
弊店では、以前より定番商品として扱わせていただいております。
バイーアは全般的に雨量の多くないところなので、灌漑設備が必要になります。
とは言いましても、プログレッソ農園のコマーシャルコーヒー区画のように大規模なピボットを入れることはできません。
スペシャルティコーヒーを得意とする小規模農園は多くの場合、山の斜面にあることも多く、ピボットなどを入れることは規模的にも、物理的にも難しいのですね。
そこで、写真のようなホースを使った灌漑設備を入れています。
タデウ農園の生産設備。
小規模ですね。
プログレッソの1/10000くらいの規模でしょうか。
同じブラジル バイーア州の農園なのですが、良し悪しではなく、成り立ちが異なるということがよく分かります。
いつ行っても、きれいに整備され、メンテナンスが行き届いていることが分かります。
生産設備のセッティングやメンテナンス状況を見ると色々見当つくことが多いです。
タデウ農園のゲストハウスで歓迎を受けました。
恒例のお母さんの入れてくれたコーヒーとポンテケージョなどなどで。
どちらの農園でも焼きたてのパン、ポンテケージョをふるまっていただくことが多いのですが、タデウのお母さんの作るポンテケージョはとてもうまかったです。
勿論コーヒーもです。
さて、これからシャパダ・ディアマンティーナのローカル空港に移動し、最終目的地のサルヴァドールを目指します。
大西洋に面したサルヴァドールはリゾート地でもあり、ブラジル音楽サンバの発祥の地としても知られる町です。
サルヴァドールではカップ・オブ・エクセレンスでヘッドジャッジを務めたシルビオ・レイテが待っていてくれています。こちらでカッピングをして、買付の締めくくりとなります。
タデウ農園のすぐ下を走る国道にて。
こんな雄大な風景のなかに小さな農園が点在しています。