スペシャルティコーヒーの生産国へ ⑥ ホンジュラス編
サンペドロスーラのIHCAFEでのカッピングを終え、サンタバーバラへ移動、ホテルのチェックインの時間はまだなので、昼食だけをとり、早々に農園へ向かいます。
大きな湖のほとりにたつホテルで、コテージが点在しています。
ここを起点に移動し、途中からピックアップトラックに乗り換えて、さらに山奥へと進んでいきます。
良質なコーヒーを作るためには標高も一つの重要な指標でありまして(目安ですが)、どうしても山深いところに入っていかなければなりません。
車で30分も走りますと人家がまばらになり、やがて道路の舗装もとだえ、砂利道になります。同時に勾配もきつくなり、凸凹も増えて、AWDのピックアップトラックでないと前に進めなくなってきます。
標識もなく、目印になるものも何もないところに分かれ道がなんども出てくるので、地元の人でも迷います。そんな状況になってから1時間以上走ったでしょうか、やっと目的の農園に到着しました。
上の写真手前に繁っているのがコーヒーノキですね。左に少し飛び出ているのがバナナの木ですが、いわゆるシェードツリーといいまして、適度に日陰を作るものです。
その向こうに薄く見えている湖のほとりから移動し、登ってきたという訳です。
農園を見学していたところ、野犬が出てきました。
野犬といっても凶暴ではなく、石を乗せたところ、動かなくなりました。
日が暮れてきてしまいましたので、急いで移動します。灯や人気のまったくない山間部を夜間走行することは危険も伴います。
普通でしたら、ここでディナーとでもなるのですが、ホンジュラスはそうはいきません。さらに今朝のラボとは異なるIHCAFEラボに移動しカッピングをさせていただきます。
こちらのラボに到着した頃にはすっかり日も暮れ、外はもう真っ暗です。
暗くなってからカッピングということはあまりやりませんので、これはこれで面白いですね。
ディスカッションと評価も終わりました。
IHCAFEラボに併設してあるプールでディナーとなりました。
生演奏つきビュッフェです。
中米では歓迎もお別れもダンスです。
かくして、夜は更けていきました。
明日からは、マルカラ地区を回ります。