コーヒー豆 素材調達の旅 グアテマラ編 ⑤
話が前後してしまいましたが、ウエウエテナンゴのエスペランサ農園のお話です。
エルインヘルトからエスペランサに行く途中で、協同組合に立ち寄りました。
協同組合の場合は、いくつかの小農家からコーヒーチェリーを集め、共同のウエットミルで生産処理を行うことが特徴です。(メリット、デメリットがあります)
協同組合のえらい方々のご挨拶のあと、質疑応答などがありまして、その後こちらでランチをいただきました。
チキンカレーとトルティーヤ(トウモロコシの粉で作った)をいただきました。ホンジュラスもそうだったのですが、こちらの鳥は放し飼いの地鶏?ですので、筋肉質で身がシャッキリとしてとてもおいしいチキンです。
腹ごしらえをしましたところで、いよいよエスペランサへ山道を移動です。移動はずっと4WDピックアップトラックです。普通の車は入っていけません。
ウエウエテナンゴには素晴らしいコーヒー農園がたくさんありますが、エスペランサはエル インヘルトと双璧をなす農園と申して差し支えないクオリティを持っています。
カップオブエクセレンスの入賞歴をみましても、多くの実績があります。
こちらは農園主のアントニオ・エレラさんです。
コーヒーノキの苗床です。
近くに水源(川)があります。水源が豊富なこともエスペランサ農園の特長ですね。
パーチメントの乾燥工程はコンベショナルなパティオでの乾燥です。
フリイウオッシュド・プロセスのパーチメント。水路の中に浸っています。
最後は熱心にエスペランサ農園の特長や今後の展望につきまして語っていただきました。
エスペランサはインヘルトほどの規模はないものの、そこには同等のテロワールの優秀さと労働作業者の熱意、設備投資にかける意欲などが凝縮し、きちんと循環していることを感じました。
エスペランサのパカマラ種を少し購入しましたので、数ヶ月後にお届けできると思います。
まだママと離れられない跡継ぎですが、エスペランサ農園はきっと安泰ですね。
帰路はすっかり日も落ち、街灯など一切ない山道は追い剥ぎが出そうな雰囲気でしたが、遠くメキシコの夜景を見ながらウエウエテナンゴでの最終夜はくれていきました。
次回は、グアテマラでの最終訪問地、もう一つのスペシャルティコーヒーの名産地アンティグアへ移動します。