出張でビストロ!
SUPER GTが終わり、一旦お店に戻り翌日からの出張に備えての準備をしました。
翌日月曜(定休日)の早朝から東京へ移動です。その日は某所で営業をさせていただきまして、その晩はある方と食事に行きました。
都内では穴場の場所といいますか、意外な場所にそのお店はありました。
フレンチなんですが、カジュアルなビストロですね。
リーズナブルな価格設定のお店ですが、味は素晴らしかったです。
ビストロなのに昼の営業はなし。こういったお店は精度の高い仕入れと、メニュー構成に技術が必要です。
仕込みにしっかりと時間をかけられる訳ですから、おいしいはずです。お客様目線で考えれば、ある意味理想だとは思うのですが、実際にはビストロでランチ営業をされないお店はあまり聞いたことがありません。
がんばっておられますね。
さて、料理です。下の写真、これ何だと思いますか?
写真では黒く見えますが、実際にはもう少し茶色っぽい感じです。
なんと、タマネギのタルトです。
タマネギの甘さが強調され、舌触りなどまるで濃厚なジャムを食べているような感じです。
そして、豚のテリーヌ。
どーんと厚切り。
豚肉ベースなので、基本はさっぱり目ですが、味はしっかりしています。
そして、野菜の盛り合わせ。(4種盛り)
どの野菜も野菜の旨味の凝縮感、甘さも表現されていまして満足しました。
彩りもいいですね。
そしてメインのお料理です。
まずは私が注文いたしました子羊のローストです。
火の入れ方、調理の仕方など最近のものですね。
そして、連れの方が注文しました豚のローストです。
こちらの豚もぱさつき感が全くなくて楽しめました。豚さっぱりしていておいしいんですが、ともするとジューシーさを表現することが難しい食材だと思います。
ワインは写真をとるのを忘れてしまいましたが、食前にスパークリング、前菜に白をそれぞれグラスで注文し、メインに合わせ赤はボトルでオレゴンのピノノワールにしました。
そしてもう一人の方が注文された、子鴨のローストです。
これにはピノかなと思ったのですが、注文したオレゴンのピノは少し重かったか。。
前菜もメインも皆でシェアして食べました。
そしてデザート。
栗のパイ包みです。暖かいデザートですね。
実は暖かいデザート大好きです。
あ、肝心のコーヒを撮るのを忘れました。
以上、すべてカルトで注文し、食べて飲んでお一人あたり、軽く1万円を切っております。
そして味の骨格はしっかりしているのに、味は重たくなく、ベタベタした感覚もない素晴らしい料理だったと思います。
数千円の夕食は私にとって贅沢ですが、食材、ワイン、調理の質、味、量、サービスまた内装などお店の雰囲気などから格安だと思いました。
見かけだけの単純な価格だけでは決して計れない、価値は高いと思います。
また、こういったお店にこそ、品質の高いさわやかなコーヒーだと思いました。
やっぱり、こうやってがんばっておられるお店は応援させていただきたいですね。