カップ・オブ・エクセレンス(Cup of Excellence®)ブルンジ2014 コーヒー豆国際審査会から戻りました ⑤
さて、いよいよスペシャルティコーヒーの祭典、カップオブエクセレンス(Cup of Excellence®)も終わりに近づいてきました。最終審査トップ10を残すことになりました。
Round1、 Round2の評価での上位TOP10をもう一度審査し、順位を決定します。
選りすぐりの中の選りすぐりのコーヒー豆ですので、素晴らしいロットばかり。
特に上位ロットは順位が一つ異なりますと、落札価格もそれに伴い、大きく変動することが多いので、より慎重な審査が必要です。
トップ10ともなりますと、その差は僅差となり、評価もだんだんと難しくなります。
慎重に、熱いときから、かなり冷めたところまで、何度も繰り返しカッピングしました。
トップ10の審査が終わり、これで審査はすべて終了。
さらに微調整(一番高い点数、低い点数を切り捨てるなど)が入り、最終順位が決定します。
安堵の中で記念撮影など。
今回、国内審査と国際審査のサポートをしていただきましたナショナルカッパー(国内審査員)の皆さん。
安心して審査に臨むことができたのも、カッピングのメソッドを習得している彼らの献身的なサポートがあってのことです。
審査員(International Jury)全員で記念撮影です。
世界中からまんべんなく、集められます。カッパーには女性が多いのも特徴ですね。
そして、日をまたぎ、表彰式となりました。
会場の入り口ですね。
ブルンジの民族衣装、踊り、楽器の演奏での歓迎で始まりました。
写真だと分かりにくいですが、頭のうえまでジャンプしたりとものすごい身体能力です。
テレビ局の取材なども入り、大盛況でした。
同時通訳がつきましたが、日本語はありませんでした。(笑)
ブルンジも他の多くのアフリカ、中南米諸国と同様にコーヒーは最重要な輸出品目ですので、非常に関心は高いです。
上位入賞農園の方たちの記念撮影です。
チームジャパン日本人審査員とCOEヘッドジャッジのシェリーさん。
シェリーさんは国内審査からですので、相当タフでありませんとヘッドジャッジは務まりません。
公平なジャッジになるよう全員全力を尽くしました。
カップオブエクセレンスにオブザーバーとして参加して、コーヒーが素晴らしかったことはもちろんですが、そこに集う人たちと話をさせていただき、つながりができたことはとても貴重な体験となりました。
生産者の方たちとミーティングをする機会も得て、生産現場ではまだまだ解決をしていかなければいけないことが多くあることも知り得ました。
同じ日本人審査員のメンバーにも恵まれ、初めてで不慣れな私に親切に色々アドバイスをいただいたり助けていただきました。
トップオブトップのスペシャルティコーヒーと関係者が世界中から参集され一同に会する。
カップオブエクセレンスが紡いできたスペシャルティコーヒーの歴史、COEがあったからこそ発掘されてきた素晴らしいテロワールを持った産地など、その役割の大きさは誰もが認めるところでありましょう。
この素晴らしいプログラムを立ち上げ、運営し、実践されてきた多くの関係者の皆様、先輩方に敬意を表するとともに、今後も是非参加させていただきたいと思います。
それでは、COE本編は今回で終わりにして、次回は帰路のトランジットで立ち寄りましたトルコ イスタンブールなど少し書いて終わりにしたいと思います。
皆さん、ホテルへ戻り、一息。終わったという充実感と終わってしまったという寂しさと。
インテリジェンシア(USA)から来たクリスが大口あけて食べようとしているのはヤシの実。 バカウケなのは、ワタル(JAPAN)から参加の小島さん。
皆さん、本当にお世話になりました。
そして、お疲れさまでした。
*すっかりグロッキーの審査員(堺さん)の方とは、8年くらいたつでしょうか当時私はまだ開業前でしたが、ロス郊外ロングビーチにあるSCAA本部で1週間ほど一緒に戦った?SCAAカップ審査員/Qグレーダーのときの同期でもあります。まさか、COEで再会するとは、、。