カップ・オブ・エクセレンス(Cup of Excellence®)ブルンジ2014 コーヒー豆国際審査会から戻りました ④
審査の合間を縫って、審査員全員でブジュンブラにあるカフェや郊外の農園などの視察行いました。
まずはカフェからです。
皆さん、さすがにちょっとお疲れモードでしょうか。
アフリカン コーヒーというのがメニューにありまして、何人かの方が注文されていたのですが、そのお味は、、強烈でした!(アレンジコーヒーでして、甘いのと強烈なしょうがフレーバーが効いていました!)
多分、スペシャルティコーヒーのお店です。
ブルンジでカフェはまだまだ一部の方たちが利用する特別なところのようです。
多くのブルンジ人の方たちがノートパソコンを広げていました。WIFIも使えるので、ネットカフェとしての機能もあるようです。
庭でもコーヒーが飲めるようになっていました。
お土産物やさんにも寄りました。
農園もいくつか回ったのですが、収穫期シーズンではありませんので閑散としております。
写真(上)は乾燥工程で使用するアフリカンベッドです。(この金網の上にもう少し目の細かいネットを広げ、そこにコーヒーパーチメントを広げ乾燥させる。)
私たちが見学させてもらっていますと、なぜか子ども達がどこからか、集まってきます。
子ども達にデジカメの写真を見せている方は、イタリア エスプレッソの権威 エンリコ氏。どこへ行っても子供たちに大人気です。
国際審査員の仕事はあくまでCup of Excellence®を選出するための「審査」がメインでありますが、生産国の人々とのコニュケーションや親善も託されているようです。
現地の人々とのふれあいは、自分たちが苦労して作ったコーヒーをどういった人が飲んでいるのか、どういう評価なのか、彼らもとても興味深いところのようです。
「コーヒー豆を作る人がいて、飲む人がいる。」
当たり前のことなんですが、このバランスをきちんと考えていきませんと、品質の高いものを維持していくことは難しくなりますね。
意外と思われるかもしれませんが、スペシャルティコーヒーは底のない、軽薄な一部のブランド品とは異なります。
どのような商品、ビジネスであっても価値を知っていただく、あるいは価値を高めるためのブランディングは販売手法、企業戦略の一つとして必要なことは確かですが、それは商品やサービスの根底をなすものの本質があっての話であります。
派手でかっこいいパッケージや宣伝文句を一枚一枚はがしていったとき、最後にそこにいったい何が残るのか。
それこそが最も大切なことだと思います。
中身があっての、そういった飾りでないとかっこ悪いと思う訳ですね。
今回COEに参加させていただいたことによって、どういう取組みが必要なのか、具体的なヒントをたくさんいただいたような気がいたします。
さて、大変名残惜しいのですが、そろそろCOEも終わりに近づいてきました。次回はTOP10の審査と表彰式です。