ラブニール国際K・Hカレッジにてコーヒーのセミナー!
東京 一橋学園そばにあります「ラブニール国際K・Hカレッジ」におきまして、フードコーディネーター・プロ養成コースの皆さんにスペシャルティコーヒーの講義をさせていただきました。
ラブニール国際K・Hカレッジは、フードコーディネーターの他にパティシエ、調理師などの学校も所有しており、グループで食関連全般の専門学校を経営されておられます。
フードコーディネーターとは、食関連の総合資格で例えば外食産業から依頼を受けてメニューを開発したり、雑誌やドラマのロケなどでシチュエーションにあった料理の食材の手配から、調理、コーディネートなどをされています。
こちらの住川校長も今放映中のフジテレビ系列の月9ドラマでも食のシーンをご担当されているそうです。
そんな食のプロを目指す皆さんへの講義ということで、少し緊張いたしましたが私自身も同じ食べ物好きということで、何とか途中からは打ち解けて?いただけたでしょうか。
抽出などの技巧だけに走ってしまうことは、おいしいコーヒーを飲むための方向を見失う可能性もありますので、そのあたりに注意しました。
そして味覚の重要な一要素としてACIDITY(酸)のお話も少しいたしました。
「すっぱいコーヒーがおいしいコーヒー??」と皆さん怪訝そうな顔をされておられたのが印象的です。
こういった反応が日本では普通だと思います。私たちがやらなければならないことは、まだまだ多くあると感じました。
料理でも例えば、ソースを作る際に柑橘類や酢(バルサミコ、シェリー、黒酢などなど)をつめたものなど(酸)を付加することは、ごく一般的ですね。そのつめ加減がとても大事だったりしますね。では、一体これは何のためにするのでしょうか?
他にも、例えばカカオの含有率の高い高級なチョコレート。これも一般的には、豊かな酸が感じられるようになってまいります。
ワインにおける酸の重要度は言うまでもないですね。日本酒だって、ワインほどではないかもしれませんが、酸は重要です。
こう考えますと、酸と関連づけられた味のバランスと言った点においては、コーヒーに限らず色々な食べ物、飲み物で共通項がありそうです。
勿論、ペーパードリップ、プレスなどは一通りやっていただきました。
3時間半の長丁場でしたが、いつも足りなくなります。
最後にカッピングをしていただきました。
スペシャルティコーヒーの特長を普通のものと比較カッピングをしていただくことにより、少しご理解いただけたかなと思います。
セミナーの講師をさせていただきますといつも思いますのは、自分自身の勉強にもとてもなるということです。
生徒さんに対して、聞きやすかったか、分かりやすい言葉でお話できたか、スペシャルティコーヒーを3時間半で全て網羅することは不可能ですが、それでもある程度ポイントはご理解いただけたかなど毎度反省をする度に、あらたな発見があったりします。
機会がありましたら、また是非やらせていただきたいと思います。
*アシスタントをしていただきましたお二人には大変お世話になりました。ありがとうございました。
最後に、生徒さんの真剣さに、ビビる私。