お手伝い先にエスプレッソマシンを納入させていただきました
新規にオープンされましたイタリア料理店様へエスプレッソマシンの納入をさせていただきました。
業務用の2グループ、ベーンポンプ、ダブルボイラー仕様、3相電源、PID付きとなかなかの本格派です。
おいしいエスプレッソを作るのにマシンはもちろんですが、グラインダーも大切なツールの一つです。
こちらのお店は、コーヒー豆はもちろんのこと、エスプレッソマシン、グラインダー、水周りのレイアウト、マシン設置のレイアウトや一部カトラリーなど少し突っ込んだお手伝いをさせていただきました。
細かくは色々あるのですが、かなり大雑把に申し上げますと、若い方の新規開業ということもいあり、基本的にはローコスト、しかし、かける必要がある部分には多少無理されても投資を行うべきとアドバイスさせていただきました。
この日は、動作確認とマシン、グラインダーの初期のセッティングを出しに行ってきました。
最初はあまり要素を増やさずに、固定するところを多くして、少ない箇所だけ変動させることで、味の変化を確認してもらうようにしています。
何かを少し変えてしまうと、大きく味も変わるのがエスプレッソの面白いところでもあり、怖いところでもあります。
本格的なマシンほど、セッティングを変えると味に対してもよくレスポンスする傾向がありますので、より注意を要します。
お店でお使いいただくには、安定しているということもある意味大切になってきますので、そのあたりも十分考慮いたします。
エスプレッソマシン、グラインダーなどのセッティングも終わり、ひと段落したところで一旦、中座させていただきました。
近くのカフェで時間をつぶして、夕方からせっかくですからディナーをご馳走になりました。
何しろ食べ物屋さんですから、食べなければ何も始まりません。
いいですね、オープンしたばかりのまだお客様がいない落ちついた雰囲気です。
グラスで供されるイタリアの白ワインがよく冷やされています。
まずは、おつまみ代わりの豚肉です。
旬のヤングコーンですね。
ヒゲも食べられます。濃厚ではなく、繊細な甘さが素晴らしい。
うにのパスタです。
かなーり濃厚で、うにをたっぷりと使ったぜいたくなものでした。うにの鮮度はもちろん、良い品質のものを使いませんとこうはなりません。
そして、トマトとしらすのパスタ。
こちらはあっさりしていますが、しらすのほのかな塩味が良いアクセントなっております。
白ワインがすすみます。
メインは、Tボーンのビステッカですね。400gくらいあります。
上がヒレ、下側がサーロインです。
食べ応えが抜群ですね。こちらはやはり赤ワインが合いました。本当は子羊も食べたのですが、食べるのに夢中で、写真を撮り忘れました。
順番逆ですが、アクアパッツアです。
ストウブ鍋で出していただきました。大ぶりのハマグリが効いてます。
骨までしゃぶりました。
まだ始まったばかりですが、厳しい飲食業界でなんとかやりきっていただきたいと思います。
様々なシチュエーションにこたえられる料理の引き出しを多く作るには、料理人自らが努力するしかありません。
おいしいものを知らない人がおいしいものを作ることはできないのです。
いつまでたっても貧乏するかもしれませんね!
弊店の仕事は、おいしいコーヒー豆を単に送るだけではありません。ベテランの方、新規開業の方に関わらず、一定の距離を保ち、継続的に寄り添い、何かあればいざ鎌倉の状態でサポートする準備を整えています。
こちらのお店、様々な営業形態などお考えのようで、若いシェフらしく夢をお持ちのようです。
ぜひ成功されることお祈りしております。
でも万が一、煮詰まったときは、トスカーナの水で丁度良い濃度に薄めていただきたいと思います。