スペシャルティコーヒー素材買付の旅2016年 ⑥(グアテマラ)
グアテマラの秘境ウェウェテナンゴを後にし、最後はアンティグアに向かいます。
今回の旅もラストスパート、カッピングはアンティグアのセッションが最終になります。
アンティグアはかつて中米が一つの国として治められていた時代に首都が置かれていた都市であり、世界遺産に指定されています。
グアテマラの伝統的で著名なコーヒー生産地でもあります。
[mappress mapid=”94″]
ウェウェテナンゴからアンティグアに向かう途中で、アティトラン湖を臨む。
ハンモックが売ってました。
グアテマラなど中米独特のカラフルな色使いのお土産のかばん。
とにかく、色使いがユニークです。
そして、アンティグアに到着しました。
ホテルの看板ですが、すでに雰囲気ありますね。
ホテルの中庭ですが、こんな感じにきれいにガーデニングされています。
中庭に面して、部屋の玄関が配置されています。
早速、ミーティングをかねて夕食に出かけました。
ヨーロッパ統治時代がありました国は案外イタリアン、フレンチなど代々受け継がれたいい料理、レストランにあたることがあります。
こちらのイタリア料理店もカジュアルな料理でありますがなかなか美味しい料理を食べさせていただきました。
翌朝、早速カッピングへ。
アンティグアの町自体が火山のふもと、標高1500mくらいにあります。
富士山のようなかたちのこの火山は、現状でもさかんに活動しておりまして、私たちが滞在している間も雷鳴のような噴火音が聞こえてきました。
そして、カッピングです。
ホンジュラスからのカッピングを含めますと、かなりの数をこなしたことになります。
サンプル数の多い少ないだけで、必ずしも充実したものかどうかは判断できないのですが、いいものをそれだけ出していただくというのはやはりありがたい。
かならずお客様のメリットになります。
最終のカッピングも無事終了、ここでのカッピングはマイクロロットのみ、非常に極小のロットもあるため、のちのミーティングでの激しいビッティングが予想されます。
最後に定番農園に行ってきました。
サンタクルス農園です。
こちらの古い教会の名前からつけられた農園です。
アンティグアの伝統的な農園は、古木が多いのですが、素晴らしいコーヒーを毎年作っていただいている農園の一つです。
アンティグアはちょうど復活祭ということもありまして、お祭りでもりあがってました。
夜のアンティグアはこんな感じです。
スペイン統治時代が長く続いたこともあり、ヨーロッパの古都を思わせる雰囲気です。
さすが世界遺産だけあって、史跡は町のいたるところにあります。
全面石畳になっています。
最終日、輸出業者のヘラルドさんの自邸にお招きいただきランチパーティーです。
南米に行ったときも思ったのですが、和牛とはまた違った牛の食べ方といいますか、日本人の何倍も牛肉を食べてきたという歴史も感じます。
牛もも一本、丸ごと炭のグリルで焼きます。
スライスした肉を鉄板で焼くのではなく、大きな塊を炭のグリルで焼くというところがミソです。
こちらは、肩ロースでしょうか?
ヘラルド家の紋章 “G” ロゴマークが入りました。
うまいものを食べること、食べてもらいお客様を歓待するということに対して全力投球です。
一切の妥協はありません。
帽子、防護メガネ、エプロンで完全武装し、肉を焼くご主人。
「グリルエリアは私の仕事場だから、お客様の君たちは決して入ってはいけません。仕事の邪魔はしないでください。」と言われてしまいました。
宴もたけなわ、だんだんわけわからなくなってきました。。
輸出業者 VS 輸入業者。
輸入業者の方が「ははー」とばかりにへりくだってますが、大丈夫でしょうか。。(笑)
なぜか、日本酒登場。しかも、お銚子には「人生」の文字が。
グアテマラで久保田をいただけるとは思っていませんでした。
からだも動かして、終了となりました。
農園での歓待、今回のような輸出業者の歓待、色々な形態がありますが、実はこういったコミニュケーションといいますか、お付き合いも大変重要です。
一緒に食事を共にするということが、さらに重要な意味を持つ国も多くあるということなんです。
歓待の供し手が全力である以上、それを受ける側も全力で応じなければ失礼にあたるでしょう。
今回の買付も、お客様のご理解もあり、多くの方々の協力を得て素晴らしい買付をすることができました。
これからも、感動できる品質のスペシャルティコーヒーを継続してお届けできるように努力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。
*今回の旅も含め、これまでのブログ、Facebook等で公開してきた写真を中心に、掲載できなかった写真を加え、本ウェブサイト上でご覧いただけるフォトギャラリーを制作中です。
近日中に公開できると思いますので、その際にはまたブログでお知らせいたします。
最後はヒューストン国際空港での早朝ワインでしめくくりたいと思います。
ありがとうございました。